マルコによる福音書 1:26-33 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

26. すると、けがれた霊は彼をひきつけさせ、大声をあげて、その人から出て行った。

27. 人々はみな驚きのあまり、互に論じて言った、「これは、いったい何事か。権威ある新しい教だ。けがれた霊にさえ命じられると、彼らは従うのだ」。

28. こうしてイエスのうわさは、たちまちガリラヤの全地方、いたる所にひろまった。

29. それから会堂を出るとすぐ、ヤコブとヨハネとを連れて、シモンとアンデレとの家にはいって行かれた。

30. ところが、シモンのしゅうとめが熱病で床についていたので、人々はさっそく、そのことをイエスに知らせた。

31. イエスは近寄り、その手をとって起されると、熱が引き、女は彼らをもてなした。

32. 夕暮になり日が沈むと、人々は病人や悪霊につかれた者をみな、イエスのところに連れてきた。

33. こうして、町中の者が戸口に集まった。

マルコによる福音書 1