マタイによる福音書 9:20-28 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

20. するとそのとき、十二年間も長血をわずらっている女が近寄ってきて、イエスのうしろからみ衣のふさにさわった。

21. み衣にさわりさえすれば、なおしていただけるだろう、と心の中で思っていたからである。

22. イエスは振り向いて、この女を見て言われた、「娘よ、しっかりしなさい。あなたの信仰があなたを救ったのです」。するとこの女はその時に、いやされた。

23. それからイエスは司の家に着き、笛吹きどもや騒いでいる群衆を見て言われた。

24. 「あちらへ行っていなさい。少女は死んだのではない。眠っているだけである」。すると人々はイエスをあざ笑った。

25. しかし、群衆を外へ出したのち、イエスは内へはいって、少女の手をお取りになると、少女は起きあがった。

26. そして、そのうわさがこの地方全体にひろまった。

27. そこから進んで行かれると、ふたりの盲人が、「ダビデの子よ、わたしたちをあわれんで下さい」と叫びながら、イエスについてきた。

28. そしてイエスが家にはいられると、盲人たちがみもとにきたので、彼らに「わたしにそれができると信じるか」と言われた。彼らは言った、「主よ、信じます」。

マタイによる福音書 9