雅歌 5:6-15 リビングバイブル (JLB)

6. ところが、せっかくお開けしたのに、もうあの方の姿は見えません。 私は心臓の止まる思いでした。どんなにあちこち捜しても、あの方は見あたらないのです。 必死にお呼びしても、返事はありません。 

7. 夜警に見つかり、さんざんにたたかれました。 城壁の見張りには、ベールをはぎ取られました。 

8. エルサレムの娘さん、どうか誓ってください。 私の愛する方を見かけたら、私が恋の病をわずらっていると伝えてほしいの。」エルサレムの娘たち

9. 「女性の中でいちばん美しい人よ。 それほどまでに頼み込む、だれよりもすてきな人とは、いったいどんなお方ですか。」おとめ

10. 「私の愛する方は日焼けしていてハンサムで、ほかのどの男の方よりすてきですわ。 

11. 頭は純金のようで、からすのように黒い髪が波打っています。 

12. 目は、小川のほとりにいる鳩のようで、穏やかに輝き、深く澄んでいます。 

13. 頬は、かぐわしい香料の花壇、くちびるはゆりの花、息は没薬のようです。 

14. 腕は、トパーズをはめ込んだ丸い金の棒。 体は、宝石をちりばめた、光沢のある象牙。 

15. 足は、純金の台座にすえられた大理石のようで、レバノン杉のようにたくましい。 あの方にたち打ちできる人はいません。 

雅歌 5