哀歌 3:17-39 リビングバイブル (JLB)

17. 神様、平和も繁栄も、ずっと前に姿を消しました。 神様が取り去ったからです。 私は、楽しみとはどんなことか、すっかり忘れ、 

18. 夢も希望もなくなりました。 もう気力さえ残っていません。 神様が私を置き去りにしたからです。 

19. どうか、私に突きつけた苦い杯と苦しみとを思い出してください。 

20. 身のすくむような恐ろしい年月を、忘れようにも忘れられません。 私のたましいは恥の中に沈んだままです。

21. しかし、ただ一つの望みが残っています。 

22. 神様のあわれみは決してすたれない、ということです。 私たちが全滅しなかったのは、神様のあわれみのおかげです。 

23. 神様の真実は限りなく、その恵みは朝ごとに新しくなります。 

24. 神様こそ私の分け前なので、私は神様に望みを置きます。 

25. 神様は、ご自分を待ち望む者、ご自分を求める者に、とてもよくしてくださいます。 

26. 神様の救いだけに望みを置いて、静かに待つのはよいことです。

27. 若い時にきびしくしつけられるのはよいことです。 

28. なぜなら、その人は神様からご命令があった時、まず静かに受け止めて考え、

29. 顔をうつむけてへりくだります。 そして希望を見いだすようになるでしょう。 

30. その人は、自分を打つ者にもう一方の頬を向け、侮辱をぞんぶんに受ければいいのです。 

31. 神様がいつまでもお見捨てになるはずはありません。 

32. たとい、彼に悩みを与える場合でも、恵み深いお方ですから、忘れずにあわれみをかけてくださるはずです。

33. 神様は好んで人を苦しませ、悲しませたりはなさいません。

34-36. しかし、あなたは身分の低い者を踏みにじり、神様のお与えになった当然の権利を奪い、公平に扱いませんでした。 だから、いま神様がつらくあたるのは当然のことです。 

37. 神様の許しがなければ、だれもあなたに、あんなひどい仕打ちをするはずがありません。 

38. ある人を助け、ほかの人に災いを下すのは、神様です。

39. それなのに、どうしてただの人間にすぎない私たちは、自分の罪のために罰を受けたからといって、つぶやいたり、不平を言ったりするのでしょう。 

哀歌 3