1. アブラハムがマムレの樫の木のそばにテントを張っていた時、神様は再び彼に現われました。 そのいきさつは次のとおりです。 夏のある暑い日の午後でした。 アブラハムはテントの入口に座っていました。
2. ふと目を上げると、三人の男がこちらに来ます。 すぐさま立ち上がり、走って行って、喜んで出迎えました。
3-4. 「まあまあ、そんなに先を急がないで、どうぞごゆっくり。 この木陰で少しお休みください。 水をお持ちしますから、足を洗ってさっぱりなさるといいですな。
5. 何もありませんが、食事でもいかがですか。 元気がつきますよ。 しばらく休んで、それから旅を続けられたらよろしいでしょう。」「ありがとう。 おことばに甘えて、おっしゃるとおりにさせていただきましょう。」
22-23. ほかの二人は、そのままソドムへ向かいましたが、神様はしばらくの間、アブラハムといっしょにあとに残りました。 アブラハムは恐る恐る神様に近づきました。 「ちょっとお伺いしてよろしいでしょうか。 神様は正しい人も悪人も同じように殺してしまうおつもりですか。