ヨブ記 6:1-25-26 リビングバイブル (JLB)

1.  ヨブの返事。

2.  「ああ、この悲しみと苦しさが、秤りにかけられたらなあ。 

10. わしは神様のおことばを一度だって拒まなかった。 少なくともこのことが、苦しい拷問の中での唯一の慰めだ。 

11. なぜ、まだ生きる力が残っているのだろう。 息を引き取る瞬間まで、このまま我慢できようか。 

12. わしは石のように感覚がないというのだろうか。 わしの肉体は、真鍮でできているとでもいうのだろうか。 

13. もう何の希望もない。 天涯孤独となり果ててしまった。

14.  気落ちした友には、親切にすべきじゃないか。 それなのに何だ。神様を少しも恐れず、わしを容赦なく責め立てるばかりじゃないか。 

15-18. あんたは砂漠の川のように頼りにならないことが、よくわかった。それは、雨期になるとあふれるが、夏の盛りには干上がってしまう。川を目あてに、隊商はわざわざ脇道して来るが、一滴の水もないのであえない最期を遂げる。 

19-21. テマとシェバの隊商は、水を求めてそこに来るが、望みは無残にも砕かれる。 あんたへの期待も、同じように裏切られた。 わしを見てこわがり、後ずさりしたな。 救いの手を伸ばしてくれなかったな。 

22. なぜだ。 これまで、一度でも頼み事をしたことがあるか。 あんたに物乞いしたことなんかないぞ。 

23. 助けを仰いだこともな。 

24. わしはただ、道理にかなった返事をしてほしいだけだ。 それが聞けたら、おとなしくしているさ。 教えてくれ。 いったいわしが、どんな悪いことをしたというんだ。

25-26. 真実を言われれば、だれでも胸に響くものだ。 ところが、あんたの批判にはまるで根拠がない。 一時の感情にかられ、やけを起こしたというだけで、わしを責めるのか。 

ヨブ記 6