ヨハネによる福音書 20:16-24 リビングバイブル (JLB)

16.  「マリヤ。」イエスが呼びかけられました。 その声にマリヤは、イエスのほうを向いて叫びました。「先生っ!」

17.  「待ちなさい。 すがりつくのはやめなさい。 まだ父のもとに上っていないのですから。 それよりも、してほしいことがあります。 行ってわたしの兄弟たちに、『わたしは、わたしの父、またあなたがたの父である方、わたしの神、またあなたがたの神である方のもとに上って行く』と伝えてほしいのです。」

18.  マグダラのマリヤは、さっそく帰って行き、弟子たちに、「ねえ聞いて、主にお会いしたのよ」と告げ、イエスの言われたとおりに話しました。

19.  同じ日曜日の夕方のことです。 弟子たちは、ユダヤ人の指導者たちを恐れて、戸にしっかりかぎをかけ、肩を寄せ合うようにして集まっていました。 その時、突然、全く突然に、イエスが一同の中にお立ちになったのです。 「平安があるように。」イエスはまず、こうあいさつされてから、 

20. 手とわき腹をお見せになりました。 主を見た弟子たちの喜びは、どんなだったでしょう。

21.  イエスはもう一度言われました。 「平安があるように。 父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わします。」 

22. ここで、一同にふっと息を吹きかけ、また言われました。 「聖霊を受けなさい。 

23. あなたがたが赦すなら、だれの罪も赦されます。 あなたがたが赦さない罪は赦されません。」疑わずに信じなさい

24.  十二弟子の一人で、「ふたご」と呼ばれたトマスは、その時、その場に居合わせませんでした。 

ヨハネによる福音書 20