1. 翌朝はやく、ヨシュアに率いられたイスラエル人は、シティムを出発し、夕方にはヨルダン川の岸に着きました。 川を渡る前に、そこで幾日か野営したのです。
2-4. 三日目に、指導者たちは野営地を巡って、次のような命令を伝えました。 「神の箱〔契約の箱〕をかついでいる祭司たちの姿が見えたら、あとに従いなさい。 これから行く所は見知らぬ地だから、祭司が先導するのです。 ただし、箱との間は、約一キロの距離を保ちなさい。 それより近づいてはなりません。」
10. 生ける神様があなたがたのうちにおられ、カナン人、ヘテ人、ヒビ人、ペリジ人、ギルガシ人、エモリ人、エブス人など、やがて占領する地の全住民を必ず追い払ってくださるということが、きょう、はっきりわかるでしょう。
11. いいですか。 全地の支配者である神様の箱が、先頭に立って、ヨルダン川を渡ろうとしているのです。
12. 今、各部族から一人ずつ、特別な務めにつく十二人を選びなさい。
13-14. 箱をかつぐ祭司たちの足が川に入った瞬間、流れはダムでせき止められたように、止まるだろう。 まるで見えない壁にはばまれたように、水は盛り上がるはずだ。」
15. ちょうど刈り入れの季節を迎えたヨルダン川は、岸いっぱいに水をたたえていました。 人々が川を渡ろうと出発し、箱をかつぐ祭司たちが足を入れた瞬間、
16. はるか上流のツァレタン付近の町アダムで、水はダムにせき止められたように、盛り上がり始めたではありませんか。 ですから、その地点より下の水は塩の海(死海)に注いでしまって、ついに川床がむき出しになりました。 こうして人々はみな、エリコの町に近い所を渡ったのです。
17. 箱をかつぐ祭司たちは、川の真ん中のかわいた地面に立ち、全員が渡り終えるまで待っていました。