27. ところがツィバは、同行を拒んでいるかのように、私のことを陛下に中傷したのでございます。 しかし、陛下は神様の使いのようなお方です。 おこころのままにご処置ください。
28. 私も親族もみな、死刑宣告を受けて当然の身でございましたのに、陛下はこの私めに、陛下の食卓で食事する栄誉をお与えくださいました。 この上、何を申し上げることがございましょう。」
29. 「わかった。 ではこうするとしよう。 おまえとツィバとで、領地を二分するがよい。」
30. 「どうぞ、全部ツィバにやってください。 陛下に無事お戻りいただけただけで、本望でございます。」