サムエル記下 14:2-3-24 リビングバイブル (JLB)

2-3. そこで、知恵者として評判の高いテコアの女を呼び寄せ、王に会ってくれないか、と頼みました。 そして、どういうふうにして会えばいいかを指示したのです。「喪中の女を装うのだ。 喪服をまとい、髪を振り乱し、長いこと深い悲しみに打ちひしがれてきたふりをするのだ。」

4.  女は王の前に出ると、床にひれ伏して哀願しました。 「王様! どうぞ、お助けくださいまし!」

7. すると、親せき中の者が寄ってたかって、残った息子を引き渡せと申すんでございます。 兄弟を殺したような奴は生かしておけないと言うんです。 でも、そんなことになれば、跡継ぎが絶えてしまいます。 夫の名も、この地上から消え去ってしまいます。」

8.  「わかった。 任せておけ。 だれもおまえの息子に手出しできんように、取り計らってやるぞ。」

9.  「ありがとうございます、陛下。 こうしてお助けくださったことで、もし陛下が責めをお受けになるようなことがございましたら、みな私の責任でございます。」

20. なんとか事態をよくしようと、あの方の取り計らわれたことです。 陛下は神様の使いのように賢くあられ、また、この地上のすべての事をご存じでいらっしゃいます。」

21.  そこで王は、ヨアブを呼び寄せ、「わかった。 行って、アブシャロムを連れ戻してまいれ」と命じたのです。

22.  ヨアブは王の前にひれ伏し、祝福のことばを述べました。 「今ようやく、陛下が私に情けをかけていてくださるとわかりました。 この願いをお聞き入れくださったからです。」

23.  ヨアブはゲシュルに馳せ参じ、アブシャロムをエルサレムに連れ帰りました。

24.  王は、「あれの住まいに連れて行け。 ここに来させるには及ばん。 会いたくないのだ」と申し渡しました。

サムエル記下 14