サムエル記上 3:16-17-21 リビングバイブル (JLB)

2-3. ある夜のことです。 年老いて目もかすんだエリが床に入り、サムエルも神の契約の箱を安置した宮で寝込んだころ、 

6. 神様はまたも、「サムエル!」とお呼びになったのです。 サムエルはまた飛び起きて、エリのもとへ駆けつけました。「はい。 何かご用でしょうか。」「いいや、呼んだりせんぞ。 いいから、帰ってお休み。」

7.  サムエルは今まで、神様からおことばをいただいたことがなかったのです。 

8. ですから、三度目に呼ばれた時も、またエリのもとへ駆けつけたのです。「はい。 ご用でしょうか。」この時、エリには、少年にお語りになったのは神様だとひらめいたのです。 

9. そこで、こう言い聞かせました。 「さあ、もう一度お休み。 今度呼ばれたら、『はい、神様。 私は聞いております』と申し上げるのだよ。」 サムエルは寝床に引き返しました。

16-17. ところが、エリのほうからサムエルを呼んだのです。「サムエルや。 神様は何とお告げになったかな。 包み隠さず話してくれ。 小指の先ほどでも隠してはいけないよ。 そんなことをしたら、神様がきつく罰してくださるように。」

18.  サムエルは、神様から告げられたとおりを洗いざらい打ち明けました。「神様のみこころじゃよ。 どうか、神様が最善と思われることがなるように」と、エリは答えました。

19.  サムエルは成長し、神様が常に彼とともにおられました。 人々は、サムエルのことばに真剣に耳を傾けました。 

20. こうして、北はダンから南はベエル・シェバに至るイスラエル全土に、サムエルが預言者になったことが知れ渡ったのです。 

21. ついで神様は、シロの宮で、サムエルに声をおかけになりました。 サムエルは神様のことばを、イスラエルの全国民に伝えたのです。

サムエル記上 3