5-6. ああ、わたしの国民よ、もう十分に罰を受けたではないか。 それなのになぜ、わたしをけしかけ、なおもむちで打たれようとするのか。 いつまでも反逆するつもりか。 頭のてっぺんから足のつま先まで病気にかかり、弱り果て、今にも倒れそうではないか。 体じゅう切り傷と打ち身だらけで、傷口はひどく化膿している。 しかも、薬はおろか包帯も巻いてもらえない。
7. 国は荒れほうだい、町々は焼け落ちた。 外国人がおまえたちの見ている前で、目につく物は手あたりしだいこわし、略奪している。
8. ところがおまえたちは取り残され、ただ呆然と眺めているだけだ。 収穫期の終わったあとの番小屋や、作物が荒らされている時の番小屋のように、だれからも見放されている。